石研では強制的な宿題は出しません。
理由は勉強嫌いを増やしたくないからです。
勉強が好きっ!と言えるお子さんは多くありません。
むしろ嫌いと思うお子さんの方が多いでしょう。
その理由は
おもしろくないからです。
考えてもみてください。漢字を一字につき10回書く、
単純な計算を100問やって来る…
そんな宿題を嬉々としてやるお子さんっています?
お子さんはたぶん嫌々ながらも仕方なく(怒られる?)
やるのだと思います。
そして、そんな宿題をやっている姿を見てお母さんは
何故かホッとしている…
お子さんはきっと心の中では
「宿題なんか嫌いだっ!勉強なんか嫌いだっ!」と
思っているのではないでしょうか。
誰でも強制されたことはイヤなものです。
それなのにお子さんには勉強を強制する…やっぱり変です。
でも、うちの子宿題でもなければ家では勉強なんか絶対に
しませんよ。それでいいんですか?
私に言わせれば、嫌いになるよりもやらないほうがいいと
思います。
しかし、石研の生徒さんに限って言えば、入塾したての
ころはみなさん家では勉強をやらないようです。
ただ、しばらくたつと自分から自然にやるようになるお子さ
んがほぼ50%です。
最近も大手の進学塾で勉強嫌いにさせられてしまった(親の談)
というお子さんの親御さんから
「不思議なことに今まではあんなに勉強を嫌っていたのに
最近は親が言わなくても机に向かう時が多く見かけます。」
とご連絡いただきました。強制しないからこそ、自分からやる
ようになったのだと思われます。
家で勉強をどうしてもやる気にならないお子さんも石研では
約50%います。
理由は弟がうるさい、家族が楽しくテレビを見て大笑いして
いるのに自分だけ勉強なんかできない、アニメやゲームをつい
やってしまうなど…
その子たちは、石研にたくさん(毎日石研で勉強している生徒
の割合40%)来て、石研を自分の勉強部屋代わりにして、家
ではもっぱらくつろいでいる(笑)ようです。
勉強嫌いになったら大人になっても勉強しません。
反対に「勉強ってやってみるとおもしろい」と思えるお子さんは
大人になっても勉強します。
勉強とはただ漢字練習をしたり計算ドリルをコツコツやることでは
ないと思います。
家で本を読んだり、プログラミングをパソコンでやってみたりする
のも勉強です。
私も子どもの頃は一切勉強をしませんでした。でも、本は読んでました。
そして、中2の後半から急にこのままだと高校にいけないと思い始めて
勉強を夢中でやりだしました。
それこそ、中3のときはきちんと布団に入って寝るのももどかしく
机に向かってそのままうつぶせで寝て、目が覚めるとまた勉強をしたとい
う記憶があります。
それほど勉強に夢中になれたのもそれまで「勉強しろ、勉強しろ」と
親に一切言われなかったからこそではないかと思ってます。
勉強ってやってみると楽しいね。
そう思ってもらえるよう、石研の授業で指導してます。