間違いをすることを極端に恐れる
お子さんがいます。
何度も何度も書いては消して、消しては書いて
やっと提出した問題集に×をつけられるとすごく
がっかりします。
テストでも点数が悪いことをとても恐れる子も
います。
「誰だっていつでもいい点数をとれるものでは
ないよ。点数が悪くてもいいじゃん。
次回はきっとよくなるよ。次回がんばろ」
と言っても納得しません。
こうした背景には親御さんの完璧主義が影響して
います。
順調に成績が上がってきたお子さんが一回でも
成績が下がると
「どうしてこんな成績をとるの?何が悪かった
のか、よ~く考えて反省しなさい」と
お子さんを責めます。責められたお子さんは
二度と失敗は許されないんだと、さらに失敗を
恐れます。
でもお母さん、思い出してください。
あなたは小中高とずっと成績が上がっていった
のでしょうか?
テストで失敗したことはなかったのですか?
自分が失敗したからわが子には同じ失敗をさせたく
ないという気持ちは分かります。
でも、お子さんだって失敗していいんです。
失敗をいっぱいしてそれで上をめざせる人間の方が
一度も失敗しないで下を見下す人間よりずっと魅力的
だと思うのですが…。
石研では失敗を重大視しません。
何度も失敗していいんだよ。失敗よりも成功の回数が
多ければ、プラスマイナスでプラスになるからね、と
教えます。
そう言うと子どもたちの目の輝きが変わります。
誰だって失敗するんだ。失敗したってそこから学んで
次回成功すればいいんだって気持ちになるからでしょう。